【阪神】藤浪晋太郎「今の自分好き」3年で半額以下に

スポーツ報知
契約更改を終えて会見に臨む藤浪

 阪神の藤浪晋太郎投手(24)が11日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億2000万円から30%減となる年俸8400万円でサインした。1億円を割り、自身最高だった2016年の1億7000万円から半額以下に。それでも「勝っている良かった時の自分よりも、今の自分の方が好き」と強調してみせた。

 3年目のオフに球団史上最年少で1億円を突破してから成績が急降下。今季は自己ワーストの防御率5・32で5勝止まりだった。「自分の年齢で良いも悪いも経験するのは、なかなかない。人生として、いろいろな経験をさせてもらっているのをプラスにしたい」と不本意なシーズン続きも前向きに捉えた。

 9月29日の中日戦(ナゴヤD)で2年ぶりに完封勝利を挙げるなど、3連勝で今季を締めくくり「後半は良かったので、その感覚で来シーズン臨めれば」と復調アピール。ダルビッシュと自主トレを行った昨オフに続き、今オフは競馬の武豊がプロデュースするジムに入門した。「いいトレーニングをさせてもらっている。今までダルビッシュさんに教わって体はできてきている。それをしっかり扱えるようにできれば一番いい」と手応えも口にした。(牟禮 聡志)

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