【日本ハム】ドラ7福田俊、憧れ先輩にプロ生活聞く

スポーツ報知
記念撮影をする(左から)山本学長、福田、正木理事長

 先輩の魂を受け継ぐ―。日本ハムのドラフト7位指名を受けた星槎道都大・福田俊投手(21)が11日、北広島市内の同大学で行われた入団報告激励会に出席した。母校・横浜創学館高の先輩で今季限りで現役引退した石井裕也氏(37)と、入れ替わりでの入団に左腕は「(母校の)先輩方は長く活躍して成績を残している。見習ってしっかり結果を残したい」と意気込んだ。

 先天性の難聴というハンデを抱えながら、プロ14年間で330試合に登板した石井氏。前身の横浜商工時代から「サイレントK」と呼ばれた偉大な先輩は、福田にとっても憧れの存在だった。高校時代はともに甲子園出場はならなかったが、石井氏を育てた森田誠一監督(53)のもとで指導を受け、指揮官からも「プロは厳しい世界。あとは自分次第だ」と助言を受けてきた。

 来季から石井氏は球団の打撃投手に就任するだけに、福田は「まずはあいさつして、長く現役生活を過ごすコツを聞きたい」と積極的にアドバイスを請う考えだ。11月からは中国武術・太極拳を体験するなど、プロ生活に向けて新たな取り組みも始めてきた福田は言う。「この世界に入ったからには、すぐ終わるでのではなく、しっかり結果を残したい」。目指すは“先輩越え”だ。(清藤 駿太)

野球

×