【阪神】ドラ1近本、スパイダーマン化!?「糸井超え」垂直跳び92センチ

スポーツ報知
近本光司外野手

 阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24)=大阪ガス=が“超人超え”の跳躍力を記録していたことが12日、分かった。新人選手は2日に体力測定を行ったが、近本は所用で欠席。後日、個別に測定した結果、垂直跳びで92センチをマークし、周囲を驚かせた。

 170センチの小兵ながら、軽々と多くのつわものを超えていった。「近年では1番の記録です」と球団関係者。最近の新人では13年に横田が80センチをたたき出していたが、それを12センチも上回った。抜群の身体能力から「超人」と呼ばれる糸井も、かつては87センチを記録したが、それすら超えていた。

 スパイダーマン化も夢じゃない。中堅を守る近本は入団前から「甲子園は右中間や左中間が深い」と聖地での守備のイメージを高め続けている。10年に広島の赤松がフェンスをよじ登り、ホームラン級の当たりを好捕してジャンプ力を見せつけた。甲子園の外野フェンスに飛びついてボールをキャッチ―、なんていう夢も膨らむ数値だ。

 近本は体力測定の30メートル走では3秒87を記録し、植田に並ぶチームトップタイ。激戦の中堅争いに、まさに“飛び道具”で挑む。(長尾 隆広)

 ◆近本 光司(ちかもと・こうじ)1994年11月9日、兵庫・淡路市出身。24歳。兵庫・社高から関学大へ進学し、2年時に投手から外野手に転向。卒業後は大阪ガスに入社。今年の都市対抗で打率5割2分4厘をマークし、MVPにあたる橋戸賞を獲得。2018年ドラフト1位で阪神入団。170センチ、72キロ。左投左打。年俸1500万円。既婚。

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