【日本ハム】加藤貴之、フォーム改造で直球を磨く

スポーツ報知
Bリーグの始球式を行った日本ハム・加藤(右はドブラス)

 日本ハムの加藤貴之投手(26)が球質向上のため、フォーム改造に着手。生命線の直球に磨きをかける。

 目の前の人工芝めがけて、加藤は白球をたたきつけた。札幌市内の室内練習場。白村、西川と一緒にノックを受けたボールを投げ返す。たたきつけた球は1バウンドしてネットへ。同じ動きを何回も繰り返す姿は真剣そのものだった。

 新フォーム習得のために、生まれる微妙なズレを修正する目的だった。練習後、意図を質問された加藤は「言わないです(笑い)」とニヤリ。一度ははぐらかしたが、「キャッチボールから、ボールが指先にかかっていなかったので」と説明した。秋季キャンプからフォーム改造に着手。「今年は(直球が)シュート回転することが多かった。理想のボールに近づけるために」。より威力のある直球を身に着けるために決断を下した。

 頭の中でイメージはできあがっている。「いろいろな選手の映像は(参考に)見ていますけど、自分の感覚でしかないので」。誰かの真似をするのでなく、自らの最適なフォームを作るつもり。「キャンプまで、あとちょっとしかない。(1月の)自主トレは大事ですけど、こういうところでしっかり修正して、すぐ投げられるように練習しないといけない」と愚直に理想を追い求める。(雄)

野球

×