【中日】松坂、グッズ売り上げ1位 トップ陥落の“あの人”「やられた」

スポーツ報知
中日では人気ナンバーワンだったドアラだが「怪物」松坂の人気には脱帽の様子

 中日の松坂大輔投手(38)がグッズ売り上げでもあの人気者を追いやり、今年のチームNO1に輝いたことが17日、分かった。球団職員が「選手グッズはユニホームなど比較的高額な物が多い。グッズ展開の幅広さや売り上げた商品の総数は“あの人”の方が多かったが、合計金額では松坂選手が上回った」と明言。金額は明かせないとしたが、相当の大差がついたという。

 報道陣に今季の振り返りを求められた“あの人”は悔しそうな表情を浮かべながら、フリップに「松ざかのフィーバーにやられた1年」とペンを走らせた。もちろん、竜が世界に誇る人気マスコットのドアラだ。昨季までスター不在だった中日では、グッズの販売数も売り上げもダントツの1位。選手では今季限りで引退した浅尾拓也投手(現2軍投手コーチ)がトップを走っていたが、ドアラにはまったく歯が立たなかったという。

 ところが今年1月に松坂が加入したことで状況が一変した。沖縄・北谷キャンプで販売された松坂のレプリカユニホームは常に品薄状態。ドアラグッズも売れるには売れたが、品薄になったのは、ごく一部のレア商品だけだった。逆に松坂がドアラのTシャツを着て個別練習を行う姿を見たファンが、同じTシャツを買い求める“相乗効果”も出たほどだ。

 不動の人気NO1の座から陥落したドアラ。松坂の背番号が99から18に変更されたため、来季も“買い替え需要”でライバルのグッズが売れそうだ。さらに「来年はねおフィーバーにやられそう」と予想。すでにドラフト1位の根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=に白旗を揚げている。

 それでも最後に「実力でなんとかする」とキッパリ。誠実なファン対応で人気を奪還するのか、それともなにかしら危うい“実力”を行使するのか…。来季はドアラ、松坂、根尾が織りなす人気者争いにも注目だ。

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