【ヤクルト】小川、“脱ライアン”フォーム改造乗り出す「制球力を上げたい」

スポーツ報知
小川は契約更改を終え、色紙に来季の目標として「優勝」と書き込んだ

 ヤクルトの小川泰弘投手(28)が19日、自身のニックネーム「ライアン」の由来となっている独特の2段モーションを封印するフォーム改造プランを明らかにした。

 「もうライアンと呼ばれなくなるかもしれません」。この日、都内の球団事務所で、200万円増の年俸9200万円で契約を更改した右腕。4年ぶりの優勝を目指す来季へ向け、大胆なモデルチェンジを決意した。詳しい中身は明かさなかったものの「体への負担(軽減)と、制球力を上げたい」と改造の目的を語ったことから、左足の動きを小さくするシンプルなフォームに修正するもようだ。

 メジャー324勝のノーラン・ライアンを参考に創価大3年時に取り入れ、プロ6年間で通算60勝を挙げたフォームを変えることには、もちろんリスクもある。それでも「変化がなくては進歩もない。ダメなら戻せばいい」と前向きだ。元々、足を高く上げるのは走者がいないときだけ。「クイックでも140キロ台後半が出る。打者のタイミングは別として、球威は落ちないと思う」と成功に自信をのぞかせた。(星野 和明)

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