【阪神】新4番候補・マルテと合意 3人の子連れ、ジャパニーズドリームつかむ 大谷の同僚

スポーツ報知

 阪神が、来季の新外国人野手としてジェフリー・マルテ内野手(27)=エンゼルスからFA=の入団が基本合意に達したことが20日、分かった。メジャー通算30発の右のパワーヒッターで、球団は早くから上位候補としてリストアップ。トレバー・プルーフ内野手(32)=前フィリーズ=も候補に挙げていたが、ジャパニーズドリームに懸ける熱意が決め手となった。近日中にも正式発表される。

 入念に選考を重ねてきた虎の新4番候補が決定した。谷本球団副社長は「日本でプレーしたいという本人の強い希望があったというのが大きかった。そういう選手に来てもらった方が来た後も苦労することもない」と説明。「27歳ですけど子どもが3人いるみたい。(日本での住居は)ちょっと大きな家を用意しないといけない」と子だくさんのハングリー精神に期待した。

 一塁が本職で三塁と左翼も守るマルテは今季、大谷のチームメートとして90試合に出場し、打率2割1分6厘、7本塁打、22打点。8月21日のダイヤモンドバックス戦(フェニックス)では平野から代打弾を放っている。

 阪神はこれでオフの補強が終了。外国人は前中日のガルシア、前ジャイアンツのジョンソンの2投手が加入。メッセンジャー(来季から日本人扱い)、ドリス、ナバーロが残留となった。

 ◆ジェフリー・マルテ(Jefry Marte)1991年6月21日、ドミニカ共和国生まれ。27歳。2007年にメッツ入団。タイガース時代の15年にメジャー昇格。エンゼルスに移籍した16年に15本塁打。メジャー4年間で256試合に出場し、打率2割2分2厘、30本塁打、91打点。185センチ、100キロ。右投右打。

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