【楽天】平石監督、目指すは「カメレオン野球」

スポーツ報知
楽天・平石監督

 楽天・平石洋介監督(38)が24日、目指す野球に「カメレオン野球」を掲げた。

 今年6月途中から監督代行に就任したとはいえ、シーズン通して指揮を執るのは来季が初めてとなる。監督に就任した際には「超攻撃的野球」「機動力野球」「守り勝つ野球」など理想の野球を掲げてチーム作りをしていくことが多いが、平石監督は「使い分けようとは思っている。こういう野球だけやろうという気持ちはサラサラない」と状況によって、様々な戦い方を使い分けていく考えを示した。

 長いシーズンを見据えての、高い目標だ。1年間を戦う中では、選手の故障や不調で当初の計算が外れることはいくらでもあり、シーズン中の補強も限られている。現時点で「機動力は使っていきたいとは思っている」と足を絡めた攻撃を想定しているが、シーズンを戦っていく中で、足を使いづらい外国人やベテランがスタメンに多く名を連ねる可能性もある。「例えば、投手中心と言っても投手がダメなら補強から始めないといけない。理想通りはなかなかいかない。これから戦うメンバーでどう戦うかの方が大事」と説明した。

 最下位からの巻き返しへ向けて、今オフには他球団から浅村、橋本到、福井を、新外国人はブラッシュ、ブセニッツを、ドラフトでは辰己や太田らを積極的に補強した平石イーグルス。ナインにはどんな状況にも対応出来る適応力が求められることになりそうだ。

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