【西武】秋山翔吾、米移籍話シャットアウトも「日本一ならいろんな目標出てくる」

スポーツ報知
野球交流会で、子供たちと一緒に笑顔でウォーミングアップする秋山(カメラ・橋口 真)

 西武・秋山翔吾外野手(30)が“メジャー移籍話”をシャットアウトして来季のリーグ連覇&日本一に集中する考えを示した。

 24日、地元の神奈川・横須賀市で野球教室を開催。その後、取材に応じ「可能性がゼロじゃないと言っただけで“メジャー宣言”と書かれちゃったらなんも言えないよ。見出しとか、もうちょっと緩めに書いてもらえます?」と苦笑しながら「とにかく結果を出して納得した形になるか。決断するきっかけがあるかもしれない。来年しっかりやった上で、どういう感情があるか」と答えた。

 日本の誇る安打製造機が、早ければ来オフにも米大リーグに挑戦したい意向を持っていることがスポーツ報知の取材によって判明したのが11月。3年契約最終年の来季、順調にいけば海外FA権を取得する見込みだが、今オフ、球団の新たな複数年契約の提示を断って単年契約を結んだだけに、発言は注目を集める。

 「複数年も悪い条件でなかったのに単年にしたのは年齢的なことも考えて、まだチャレンジしてみたい気持ちがあったから」とする一方、「挑戦の気持ち?まあ、それがなかったら」と新天地で勝負してみたいという思いは隠さなかった。

 野球教室では、同市出身の小泉進次郎衆院議員(37)と4年連続となる3打席勝負。15年に右越えアーチをかけて以来、2年連続で無安打に抑えられていたが、この日は右中間へ豪快な本塁打を放ち、リベンジに成功した。

 エンゼルス・大谷をイメージしたという真っ赤なジャージー姿で登場した元高校球児の進次郎氏も「ここまで(きれいに)打たれると気持ちいいね。大谷くんからホームランを打つイメトレになったかな」とニヤリ。横須賀から初のメジャーリーガー誕生に期待をかけている。

 「来季日本一になってから、いろんな目標が出てくるんじゃないかな」と不敵な笑みを浮かべた秋山。「チームもガラッと変わるので、進次郎さんが日本を引っ張っているように、僕もライオンズを引っ張っていけたら」と、まずは全力でチームを頂点に導く。(森下 知玲)

野球

×