【ロッテ】種市、「お化けフォーク」習得へ ソフトバンク・千賀に弟子入り

スポーツ報知
ロッテ・種市

 ロッテ・種市篤暉投手(20)が来年1月にソフトバンク・千賀と福岡県内で合同自主トレを行うことが25日、分かった。3年連続2ケタ勝利のタカのエースとはこれまで接点はなかったが、交友のあったチームの先輩・石川に連絡を取ってもらい、実現。「全てを吸収して、いいなと思ったところを取り入れていきたい」と目を輝かせた。

 弱冠20歳の右腕にとって夢の時間になるはずだ。球種も直球、スライダー、フォークを軸に組み立てるスタイルも同じで、これまでも動画サイトで千賀の「お化けフォーク」を参考にしてきただけに、「憧れています。色々と聞いていきたい」と待ちきれない様子で声を弾ませた。

 11月中旬から約1か月にわたって参加していた豪州ウィンターリーグでは5試合に登板し0勝3敗、防御率4・56。結果は出なかったが、外国人選手たちと英語で積極的にコミュニケーションをとるなど、今後に生きる経験もできた。

 現地でメジャーリーガーの卵たちが行っていた「ドライブライン」と呼ばれるトレーニング法を学んだ。メジャーで使用されているボールは約142グラムだが、重さ1~2キロの特注ボールを体の使い方を意識して投げ込むことで理想の投球フォームを作り、球速アップにつなげる狙いがあるという。

 来季の初勝利に向けて千賀トレとメジャー流トレを成長への“エキス”にして来季こそプロ初勝利をつかむ。

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