ヤクルト退団の36歳・大松尚逸、海外挑戦も視野に「挑戦したい気持ちがあるうちに」

スポーツ報知
昨年4月の広島戦で適時打を放つ代打・大松

 ヤクルトを退団した大松尚逸内野手(36)が25日、海外でのプレーを視野に入れていることを明かした。社会人野球も含めて現役続行の道を求めているが「現状は海外でチャレンジしようと思っています。野球を続けたい気持ちが大きい。挑戦したい気持ちがあるうちにいろいろ経験したい」。米独立リーグやメキシカンリーグなどを検討している。

 通算84発を放った36歳の新たな挑戦だ。右アキレスけんを断裂した16年オフにロッテから戦力外通告を受けたが、17年に2本の代打サヨナラ弾をマークするなど、ヤクルトでの2年間が大きかったという。「初めて代打に立った時に武者震いして、そういう気持ちは久しくなかった。いろんな人に出会えたし、いい経験ができました」。再び同じ感覚を求めて前へ進むのは必然かもしれない。

 現在も毎日トレーニング。年明けには楽天・今江、広島・田中広らと沖縄自主トレを行う。進路が決まっても、決して楽な道のりではないが「楽しみ半分、不安半分。2、3日とか1週間でクビになることもあるみたいですし、1年頑張れたら絶対プラスになる。やりがいがあります」と少年のように声を弾ませた。

 ◆大松 尚逸(おおまつ・しょういつ)1982年6月16日、金沢市生まれ。36歳。金沢高―東海大を経て、2004年ドラフト5巡目でロッテ入団。08年に球宴出場。16年オフに戦力外となり、17年ヤクルトにテスト入団した。184センチ、93キロ。左投左打。

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