【西武】秋山がカンボジアで野球教室 活動を報告

スポーツ報知
カンボジア・プノンペンで野球教室を行った西武の秋山は笑顔で記念撮影

 西武は28日、秋山翔吾外野手(30)が11~13日にカンボジアの首都プノンペンで行った野球普及活動の活動報告を発表した。

 現役選手が海外で野球教室を行うのは、球団初。球団以外を見ても、オフ期間中に海外に野球普及活動で足を運ぶのは極めて異例だ。この活動は球団が2013年から行っている、ファンや選手から不要になった野球用具を集め、野球発展途上の地域へ寄付する野球振興プロジェクト「LIONS BASEBALL FOR THE WORLD」の一環として行ったもので、秋山本人の希望により実現された。

 野球教室はプノンペン市内の3か所で実施され、現地で野球を行っている子どもと、これから野球をやってみたいと思っている子どもたちを対象に、「投げる・打つ・走る」の基本を指導したという。秋山は、通訳を介しながらジェスチャーを交え指導したり、工夫を凝らした。

 秋山のコメントは以下の通り。

 「今回は初めての東南アジア訪問で、野球以外の部分も含めてとても刺激になりました。カンボジアでは野球を知らない人がほとんどで、野球の認知度が低いことを改めて感じました。そんななか、訪問した小学校で、ティースタンドに群がってくる子どもたちを見て、新しいことに興味があるということが分かりました。さらに、バットにボールが当たり、打球を見て、笑顔が溢れている様子が印象に残っています。もし、スタンドティーを1年間校庭に置きっぱなしにしていたら、ルールはわからないにしても、バットとボールで打つ競技なんだっていうことを覚えてくれるのではないかと思いました。今回の活動が野球に興味をもってもらう一つのきっかけになればと思いますし、カンボジアだけでなく、世界中で野球が広がるきっかけになってくれればいいなと思います。今後も用具の寄贈なども含め、たくさんの場所や国で野球を知ってもらえるように、ファンの皆さまにもご協力いただきながら当活動を続けていきたいと思います」

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