【ＤｅＮＡ】西武・秋山翔吾を調査

　ＤｅＮＡが来季中にも海外ＦＡ権を取得する西武・秋山翔吾外野手（３０）の獲得へ向け調査を進めることが３０日、わかった。早ければ来オフにもメジャーへ挑戦する意向がある秋山について球団関係者は「素晴らしい選手であるのは間違いない。地元出身というのもあるしね。（ＦＡ権を）行使するのか、国内他球団へ移籍する可能性があるのかも含めて」と、２軍本拠地がある横須賀生まれのスターの動向に注視していく。

　ＤｅＮＡは今季、１番が固定出来ず３年ぶりにＢクラスに転落した。また、筒香も来オフにポスティングでメジャー移籍する可能性もあるだけにチームの主力を張れる安打製造機はニーズに合致する。圧倒的な実力に加え地元出身であることも魅力のひとつ。秋山はシーズン２１６安打の新記録を樹立した１５年に同市の「スポーツ大賞」を受賞。毎年オフに「野球交流会」を開催するなど故郷を大切にしている。球団にとっても来年６月に２軍施設が新設される重要拠点だ。

　ＤｅＮＡは昨年は大和、今年は獲得には至らなかったものの西とＦＡ補強にも積極的だ。現時点で秋山の来オフの動向は未定だけに来たるべき時に備えていくことになる。

　◆秋山　翔吾（あきやま・しょうご）１９８８年４月１６日、神奈川・横須賀市生まれ。３０歳。横浜創学館高、八戸大を経て１０年ドラフト３位で西武入団。１５年に２１６安打でシーズン最多安打記録を更新。１７年首位打者、最多安打３度、ベストナイン３度、ゴールデン・グラブ賞５度。１７年ＷＢＣ日本代表。１８４センチ、８５キロ。右投左打。来季年俸は２億３５００万円。