【日本ハム】清宮、今年の一文字「福」の理由…「去年は『災』だったので」

スポーツ報知
今年の漢字として「福」と書いた清宮幸太郎(カメラ・中島 傑)

 日本ハムの清宮幸太郎内野手(19)が5日、スポーツ報知のインタビューに応じた。高校通算最多111本塁打の実績を引っ提げて迎えた昨季は、1軍で53試合に出場して課題と収穫を得た。今年の目標を「主役」に設定し「『清宮なくして語れないでしょ』という活躍をしたい」と誓った清宮はこの日、千葉・鎌ケ谷で自主トレを公開。今年の一文字に「福」を掲げ、栗山監督の「30本塁打指令」に応えることを誓った。

 苦楽を味わったプロ1年目を振り返りながら、清宮がペンを走らせた。達筆な文字で「福」と記し、「去年は『災』だったので『災い転じて福となす』ということで。福のある1年にしたいのと、弟(早実中3年の福太郎)も高校に入るので頑張ってほしい」。限局性腹膜炎などに見舞われた昨季と違い、幸せあふれる1年にすることを誓った。

 大きな期待を背負っての2年目だ。この日、都内で日本ハムグループの年頭式典に出席した栗山監督は「優勝するためには若い選手が出てこないといけない。その筆頭が清宮。今年は間違いなく打つ」と宣言。指揮官から「30本は打たないとダメ」と“指令”を受けている清宮は、「目指すところではある」と結果で応える覚悟を口にした。

 年末年始は都内の実家に戻って母親特製のお雑煮を食べるなどリフレッシュ。この日は約1時間半ノックなどで汗を流し、今後は「(配球などの)データに手を付けられたら」と実戦的な準備も進める。「ワクワクしている。去年の経験をどう生かせるか。(今季は)主力になっていたい。ファイターズの中心となって」。16年以来の日本一へ、清宮が日本ハムに福をもたらす。(小島 和之)

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