【楽天】異例転身!NPB初の元審判員寮長・中村氏が経験「伝える」

スポーツ報知
新たに楽天の泉犬鷲寮の寮長に就任した中村稔氏

 NPB史上初の元審判員寮長が、アンパイア目線で若手の成長を後押しする。昨季までNPB審判員を務め、今年から楽天の寮長に転身した中村稔氏(55)が6日、「32年間も審判をやってたら、いろんな部分が見える。そういったものを伝えていきたい」と抱負を語った。

 中村氏は名古屋電気(現愛工大名電)時代、現ソフトバンク・工藤監督らと同期で、1981年ドラフト3位で日本ハム入りした元内野手。86年限りで現役引退後、審判員に転身し、NPB通算2876試合出場、日本シリーズ出場13回、オールスター出場5回の一流審判だった。異例の転身に「楽天さんに勇気ある決断をしていただいた」と頭を下げた。

 マスク越しにトップレベルの投手を数多く見てきた経験を生かす。「則本くん、岸くんクラスの投手でも、アウトコースに真っすぐを10球続けることはできない。一番大事なのは強いボールを投げること」と、早くも若手投手にアドバイスを送った。(片岡 泰彦)

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