【DeNA】ドラ4・勝又、球界初?ウクレレ持参「癒やされる」

スポーツ報知
ウクレレを弾きながら「男の勲章」を熱唱した勝又

 DeNAのドラフト4位・勝又温史投手(18)=日大鶴ケ丘高=が6日、横須賀市内の青星寮に球界初?となるウクレレ持参で入寮した。

 「つっぱることが男の~♪」。寒風吹きすさぶ中、ウクレレで奏でる嶋大輔の「男の勲章」の音に合わせ美声を響かせた。報道陣に特技を披露し「音色を聴いていると癒やされる。野球のことを忘れたい時とかに弾きたい。周りの部屋の方に迷惑をかけるかもしれないけど…」と、初の寮生活に向けて持ち込んだ。

 昨夏、2歳上の姉が持っていたウクレレに心を奪われた。「耳になじんだので借りたらはまった」と姉の指導と独学で学んだ。3年夏、甲子園出場こそならなかったが、最速152キロの直球を武器に西東京大会でチームを準優勝に導いた。「大会中からやっていい結果が残せた。何かあるんじゃないかと思って」と、ラッキーアイテムでもある。

 練習を重ね今では「楽譜を見ながらなら何でも弾ける」まで上達。この日は平井大の「また逢う日まで」と2曲を熱唱。また高校の終業式でも披露済みで「できればお立ち台でやりたい」と夢に掲げた。将来のエース候補は「誰よりも練習してうまくなって早く1軍に行きたい」。野球で勲章を重ねファンに最高の音色を届ける。(岸 慎也)

 ◆勝又 温史(かつまた・あつし)2000年5月22日、東京・狛江市生まれ。18歳。中学時代は狛江ボーイズに所属。日大鶴ケ丘高では1年夏からベンチ入り。3年時に最速152キロをマーク。昨夏、西東京大会決勝で投手として日大三にサヨナラ負け直後、熱中症で救急車に運ばれた。甲子園出場なし。高校通算30本を超え、二刀流としても注目された。18年ドラフト4位でDeNA入団。180センチ、80キロ。右投左打。

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