【中日】ドラ1根尾、“野球脳”アップへ「野球規則」「野球協約」と入寮…テレビはなし

スポーツ報知
入寮した部屋で野球協約を開く根尾(カメラ・石田 順平)

 中日・根尾昂内野手(18)は6日、名古屋市の「昇竜館」に入寮し、“野球脳”アップのために意外な“書物”を持ち込んだ。

 読書家の根尾だが、持ち込んだ荷物の中に大量の本はなかった。代わりに机の上に置いたのは、2つの冊子。野球のルールブック「公認野球規則」と、選手契約などプロ野球組織のルールが記載されたNPB発行の「野球協約」だった。

 「野球選手なので、野球のことを知っておかないといけない」とまじめな顔で説明した。昨年の入団会見時に球団から渡されたものだが、入寮していきなり手の届くところに置くルーキーは異例。まだ目を通しただけというが、同2位の梅津も「こわっ!」と根尾の研究心にびびったほどだ。

 部屋も野球に集中できる環境を整えた。必要な家具のほかは、バランスボールと新調した空気清浄機ぐらい。テレビも置かず、購入予定もないという。「野球道具とちょっとの服しか…。すいません」。根尾の持参品に期待した報道陣に頭を下げた。

 対戦したい投手には、高校の先輩の阪神・藤浪の名を挙げた。「(長身で)見たことのない角度ですし、打席に立ちたいというか見てみたい」。7日スタートの新人合同自主トレから、プロの一歩を踏み出す。(長尾 隆広)

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