【ロッテ】目指すは「チーフ王子」 育成スタートの鎌田が寮に持参したラッキーアイテム

スポーツ報知
お守りのチーフを胸に入れる鎌田光津希

 ロッテの新人9選手が8日、さいたま市の選手寮に入寮。ドラフト1位の藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=が自費で購入した約100万円の超音波治療器を持ち込むなど、各選手がそれぞれこだわりのアイテムを報道陣に披露した。中でも異彩を放ったのが、ただ一人の育成ドラフト組である鎌田光津希投手(23)=四国IL徳島=。「僕はこれです」とポケットから出したのは、スーツの胸ポケットに挿す白いポケットチーフだった。

 野球とは何の関係もなさそうな一品だが、鎌田にとっては最高のラッキーアイテムだという。敬愛大から昨年徳島に入団した左腕。登板予定だった日に、自宅を出る際に時間がなく、ハンカチだと思ってあわててポケットに入れて球場へ。もちろんハンカチとしての機能は果たさなかったが、試合ではみごとに独立リーグ初勝利を手にした。それ以来、試合の時には必ずユニホームのポケットに忍ばせており、これからも続けるつもりだ。

 学生時代に「1000円くらい」で買ったものだが、値段などつけられない宝物。汗を吸わないだけに、マウンド上で使うわけにもいかないが、報道陣から「『チーフ王子』になれたらいいね」と声をかけられると笑顔で汗を拭くポーズ。「今年の目標はまず支配下になること。先発でもどういう形でもいいので、1軍で登板したい」と決意を語った。

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