【日本ハム】万波中正、自ら“やり過ぎ警報”発令「なんでもかんでもやり過ぎちゃうんです」

スポーツ報知
ティー打撃をする万波

 日本ハムのドラフト4位・万波中正外野手(18)=横浜=が自らに“やり過ぎ警報”を発令した。新人合同自主トレ初日の9日、千葉・鎌ヶ谷の2軍施設で同期入団の7選手と本格始動。昨年の500人を上回る700人のファンの視線を浴びながら、強心臓ぶりを発揮した。「横浜高では、球場でもほぼ満員の中でやっていた。(視線は)あまり気にならなかった」。恵まれた体格を存分に使ったスローイングや走りでファンを沸かせた。

 そんな18歳が早くも悩みを告白した。「なんでもかんでもやり過ぎちゃうんです」。6日の入寮以降、夕方から室内で行っている打撃練習では、一番最後まで打ち込んでしまうため、お風呂はいつも1人ぼっち。一般的に20~30分が適正とされる疲労回復が目的の半身浴は、1時間半入ってしまうこともある。「汗を出し切りたくなっちゃう。脱水で気持ち悪くなることもあります」と苦笑いする。

 真っすぐな性格は伸びしろの大きさの象徴かもしれない。見守った栗山英樹監督(57)は「体の動きを見ていたらスケールの大きさがある」と期待を寄せた。「自分では分からないですけど、小さくまとまらないように長所を伸ばしていきたい」と万波。若武者の器量は大き過ぎるくらいが良い。(秦 雄太郎)

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