【阪神】藤浪晋太郎“武豊塾”効果で手応え42球 ワインドアップに「いい感じ」

スポーツ報知
ブルペンで力のこもった投球を披露した藤浪

 阪神の藤浪晋太郎投手(24)が12日、兵庫・鳴尾浜で年明け初のブルペン投球を披露した。14年からセットポジションを基本としているが、全42球の大半をワインドアップで投球。今オフは中央競馬の武豊騎手(49)がプロデュースする京都市内のジムに本格入門しており、「良いバランスで投げられました」と手応えは上々だ。

 大阪桐蔭高時代や1年目に実績を残した豪快なフォームがよみがえった。冒頭の数球を除き、全42球のうち約40球がワインドアップ。終盤は捕手を座らせ、力強く10球を投げ込んだ。「振りかぶってもノーワインドでもセットでもこだわりはないですけど、いい感じで投げられてます」とフォームについては多くを語らなかったが“武塾”については「フォームやリリースの感覚に出てきている。動かしやすい」と効果を実感。受けた鈴衛ブルペン捕手も「超良かった。リリースも安定し、球の回転も良かった」と太鼓判を押した。

 フォームは「そのときのタイミングでいろいろ試しながら」と今後も試行錯誤を重ねながら、固めていく計画だ。最近3年は一けた勝利と苦戦しているが、プロ1年目から15年まで3年連続2ケタ勝利。年明け早々のワインドアップに、完全復活の予感が漂った。(原島 海)

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