【ロッテ】ドラ5・中村「生命線」ツーシームで開幕ローテつかむ

スポーツ報知
ブルペン入りした中村稔

 ロッテのドラフト5位・中村稔弥投手(22)=亜大=が14日、ツーシームを解禁した。新人合同自主トレ2度目のブルペン入りし、捕手を立たせて30球。その24球目。ソフトバンク・東浜、DeNA・山崎ら大学の先輩から脈々と受け継がれている伝家の宝刀はスクリューのような軌道でホームベース手前で大きく沈んだ。「久しぶりに投げたので感覚はまだまだです」と言いつつも、抜群のキレ味を見せた。

 最速は145キロと派手さはないが、制球力で勝負するタイプで「ツーシームは生命線です」と絶対的な自信を持つ。バットの芯を外し、打ち取るイメージを膨らませながら左腕を振った。

 同2位の東妻=日体大=、同3位の小島(おじま)=早大=も同じ大卒の即戦力。自身は下位指名だが「負けたくないですね」と静かに闘志を燃やした中村稔。開幕ローテを目標に掲げ、虎視たんたんと“下克上”を狙う。(長井 毅)

 ◆中村 稔弥(なかむら・としや)1996年7月8日、長崎・佐世保市生まれ。22歳。相浦小3年で野球を始め、海星中では長崎海星シニアに所属。清峰高では1年時からベンチ入りも甲子園出場はなし。亜大では2年春のリーグ戦で3勝0敗、防御率0・00をマーク。4年春には5勝を挙げた。東都大学リーグ通算18勝。178センチ、84キロ。左投左打。年俸800万円。

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