立浪がPL学園出身者で初野球殿堂入り 中村元監督「桑田、清原の姿を見ていた」

スポーツ報知
野球殿堂入りした中日OB立浪和義氏(左)と握手するPL学園時代の恩師・中村順司氏

 PL学園の元監督の中村順司氏(72)が15日、立浪和義氏(49)の野球殿堂入りを受け、祝福の言葉を寄せた。通知式に訪れ、壇上でスピーチを行った。

 「本当はこの席に星野仙一さんが来られて、プロに入ってからの22年間をお話されるのがふさわしいと思うんですけど、私も高校時代の話をさせて頂きます」と、主将としてPL学園を春夏連覇に導いた立浪氏の功績をたたえた。

 立浪氏が入学した1985年は、桑田真澄氏(50)、清原和博氏(51)のKKコンビが君臨していた。同年春のセンバツ準決勝で伊野商(高知)に敗れた3年生は、夏のリベンジに燃えていた。「渡辺智男(元西武、ダイエーなど)君に清原が3三振して悔し涙を後にして甲子園から帰ってきた。当時の3年生はすごく練習した。立浪は夏までに3年生が努力する姿を見ていた」と偉大な先輩の存在が活力になったことを明かした。

 中村元監督は、立浪氏と片岡篤史氏(49)が高校2年の冬から午前5時半に起床し、1時間、落ち葉掃除をしていたエピソードも披露。「片岡と一緒にゴミ拾い、雑草を取ったりしてね。この年代はチームワークが良くて、そのチームをリードしたのが立浪でした。これからも野球界のために頑張って欲しい」とさらなる活躍を祈っていた。

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