【ソフトバンク】内川、今季のテーマは“純愛”。相棒を信じ、完全復活を誓う

スポーツ報知
合同自主トレで後輩らにノックするソフトバンク・内川

 ソフトバンクの内川聖一内野手(36)が17日、宮崎・日向市内で、広島・鈴木らと行う合同自主トレを公開した。完全復活を誓うシーズンに向け、「すぐに違うバットに手を出していたが、今年は絶対に変えない」と“浮気”しないことを宣言した。

 今季からバットを右打者歴代最高の打率3割7分8厘をマークした08年モデルに戻した。昨年より0・5インチ短い33・5インチで操作性もアップ。昨年までは「打てそう」と感じれば、他人のバットも使用していた。「すぐに違うものに頼っていた。(昨年は)3~5種類を使って、毎試合のように変えていた」と反省。「安心感がある」と、かつての“相棒”とよりを戻した。

 昨年は右膝痛に苦しむなど、過去2年は規定打席に到達していない。その間に、合同自主トレで指導する広島・鈴木や上林が飛躍。だが、弟子にはまだ負けられない気持ちも強い。「右足の粘りや、タイミングをきちんと取る。ボールをつかまえるまでのバットの軌道。おろそかになっていた、基本的なことを見つめ直している」と原点に回帰。「現実的に(現役引退の)危機感も感じるようになってきた。でも、内川が必要だと思ってもらいたいし、現役を長く続けたい」。日本屈指の安打製造機が、完全復活へ牙を研いでいる。

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