【中日】高橋新主将の初仕事は根尾のサポート「やりやすいようにやってくれたら」

スポーツ報知
自主トレでティー打撃する中日・高橋周平

 中日・高橋周平内野手(25)が18日、大阪・貝塚市内で大島らと行う自主トレを公開し、キャプテンとして自然体でチームを引っ張る考えを明かした。年明けに名古屋市内で与田監督から主将就任の打診を受けた。「自分が一番驚いています。引っ張るという感覚はないけど、責任感を持ってやりたい」と覚悟をにじませた。

 プロ7年目の昨季は初の規定打席に到達し、打率2割5分4厘、11本塁打、69打点をマーク。「そりゃ、ためらいますよ。自分に実績があって、年もいっていたらやりやすいですけど、実績もないですから。見られているという意識は持ってやっていきたい」と自覚は芽生え始めている。

 真っ先に求められるのはドラフト1位の根尾ら後輩のサポートだ。自身も11年のドラフトで3球団競合の末にドラフト1位で入団したが、右も左も分からず苦しんだ。「僕が嫌だったというわけじゃないけど、自分の時は(新人)野手が1人しかいなかった。年が近い人も話す人もいなかった」と18歳当時の心境は誰よりも理解している。

 兄貴分の大島も「周平はムードメーカー」と話すように、独特のキャラクターで周囲を和ませる魅力がある。この日が誕生日で25歳となり、中堅の域に差しかかってきた高橋は「(後輩に)声を出せとかは言わないですよ。やりやすいようにやってくれたら。気づいたら洋平(大島)さんらも協力してくれると思うし。明るく元気出してやりたいですね」と若手、ベテランが一丸となることを望んでいた。

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