【日本ハム】ドラ5柿木蓮、初ブルペン“人気者”と競演

スポーツ報知
ブルペンに初めて入り、投げ込んだ日本ハム・柿木

 日本ハムのドラフト5位・柿木蓮投手(18)=大阪桐蔭=が同1位の吉田輝星投手(18)=金足農=に闘志を燃やした。千葉・鎌ケ谷の2軍施設でそろってブルペン入り。隣の右腕に負けじと立ち投げから30球、腕を振った。

 初ブルペンの初球に柿木が選んだのはタテに割れるカーブ。捕手のミットにブレーキの効いた変化球が収まった。2球目は直球。サイン変更を伝え忘れたストレートはカーブを待っていた捕手が取ることができず、後方のネットに突き刺さった。「(初球でカーブを投げると)その日の状態が一番良く分かる」。大阪桐蔭の先輩・徳山壮磨投手(早大1年)から聞いた調整法をプロ1球目で実戦した。

 その後も、隣の吉田と競うように投げ合った。初ブルペンを終えた後は2人で反省会。柿木は「『どうだった?』って(吉田に)聞いたら『調子悪かった』って。『カーブ良かったやん』って伝えました」と満足の笑みを見せた。昨夏の甲子園決勝で対決したライバル・吉田に向け「負けたくない。いい仲でありたいけど、負けないように頑張りたい」と柿木。切磋琢磨(せっさたくま)し、お互いを高め合う。

 ◆柿木 蓮(かきぎ・れん) 2000年6月25日、佐賀・多久市生まれ。18歳。多久北部小1年から野球を始め、多久市立中央中では佐賀東松ボーイズに所属。進学した大阪桐蔭高では2年春のセンバツからベンチ入り。3年時はエースとして史上初2度目の春、夏連覇を達成。18年高校日本代表。最速151キロ。181センチ、88キロ。右投げ右打ち。年俸520万円(金額は推定)

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