【ロッテ】成田、同郷・輝星に「負けたくない」 先発2ケタ勝利、中継ぎなら50試合登板誓う

スポーツ報知
力強い投球を披露したロッテ・成田

 秋田商出身のロッテ・成田翔投手(20)が18日、同じ秋田出身の甲子園のスター、日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農=にライバル心を燃やし、4年目を迎える今季の目標に1軍定着を掲げた。

 今季にかける本気度が、ボールに表れていた。成田はこの日、沖縄県内で楽天・今江らと行っている合同自主トレで73球のピッチング。うなりを上げる直球が次々と低めに決まり、伝家の宝刀・スライダーの切れ味も健在だ。「体重をしっかり下半身に乗せて、その力を使って投げることをイメージしてます」と明かした。

 燃える理由がある。昨夏の甲子園では秋田勢103年ぶりの準優勝で金農フィーバーを巻き起こしたエースが、同じパ・リーグに入団。「秋田からプロ野球選手が生まれるのはうれしいこと。でも、年下には負けたくない。彼には頑張ってもらって、僕はさらに練習して、越されないように頑張って行きたい」と力を込めた。

 今季の起用法について、首脳陣からはキャンプ初日の状態を見た上で決めると伝えられている。「どちらでも行けるように準備してます。先発なら2ケタ勝利、中継ぎなら50試合登板が目標。1年を通して1軍にいたいです」。たくましさを増したイケメン左腕が、飛躍を遂げる。(片岡 泰彦)

 ◆成田 翔(なりた・かける) 1998年2月3日、秋田市生まれ。21歳。小4から野球を始め、秋田商で1年夏、3年夏の甲子園に出場。3年夏は3戦30Kの力投で同校を80年ぶりの夏8強に導いた。15年のU―18W杯に出場。同年ドラフト3位でロッテ入り。昨秋にはU―23W杯で活躍し、日米野球にも追加招集された。プロ通算9登板で0勝2敗、防御率4・41。170センチ、70キロ。左投左打。独身。年俸700万円。

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