前DeNA・荒波翔が現役続行に向けて楽天・藤田らと自主トレ「やれる自信はあるけど…」

スポーツ報知
米球界での現役続行を目指し、自主トレで早い仕上がりを見せる前DeNA・荒波

 昨季限りでDeNAを退団し、米球界挑戦を視野に入れている荒波翔外野手(32)が19日、現役続行に改めて意欲を示す一方、揺れる胸中を明かした。

 荒波は現在、京都府内で楽天・藤田らと自主トレに励んでいる。昨年12月いっぱいで古巣・DeNAの横須賀市内の2軍施設が使用できなくなり、かつてDeNAに所属していた藤田に相談したところ、合同自主トレへの参加を快諾されたという。

 「一緒にやらせてもらって、藤田さんには感謝しています。みんなと同じメニューをやって、体はできあがってます。このままキャンプインしてもいいくらい」と言うとおり、攻守に軽快な動きを見せていた。

 今後については、従来の方針どおり、米球界でのプレーを模索していく。「あとはチームが決まってくれれば。それ以外は何の不安もないし、やれる自信もあります」ともいうが、所属先決定が長引くことへの懸念もある。実戦感覚が鈍っていくことだ。

 2月1日からプロ野球はキャンプインするが、荒波は単独でトレーニングを続けていくことになる。「ピッチャーと違って、野手はノックやバッティングなど練習環境を整えるのが難しい。ピッチャーの球が打てないとなると、無理な部分も出てくる。ここまで気持ちを切らさずにやってきてるけど、長くは待てないですね…」とあせる気持ちを隠しきれない。

 「この自主トレの成果を発揮できる場所を早く見つけらればいいけど、ずっと無職のままやっていくわけにもいかない。可能性がなくなった場合には、決断しないといけない」。最悪のケースも想定しながら、オファーが届くのを待つ。

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