【ロッテ】井口監督に「好きな選手は?」直球質問「今は好き嫌いで選手を使えないから全員好き」

スポーツ報知
山梨・甲府市内で野球教室を行ったロッテ・井口監督

 ロッテ・井口資仁監督(44)が20日、山梨・甲府市内で野球教室を行った。雪がちらつく中、集まった106人の少年少女たちにキャッチボールの仕方や打撃指導を行い、プレゼントが当たる抽選会も催して触れ合った。

 質問会では少年から「今は好きな選手はいますか?」と聞かれると、「今は好き嫌いで選手を使えないから、全員好きだよ」と周囲を笑わせた。

 「パ・リーグで一番手ごわいチーム」について問われると、「去年パ・リーグで1位になった西武が手ごわかったですけど、浅村選手が楽天に行ったり、菊池投手がアメリカに行ったりしたのでちょっと戦力が落ちる。今年はソフトバンクが一番強いかなと思ってます。何とかそのチームを破らないと1位になれないので、頑張っていきますので応援してください」とソフトバンクを警戒した。

 山梨県内での野球教室は5年連続の開催。「雪の降る中では初めての野球教室でした」と苦笑いを浮かべつつ、「現役の時は元気をもらえたり、自分の原点に返れた。今はロッテのファンをどうやって増やしていこうかだとか、この子は出てきそうかな?とか、考えながら野球教室をしています」と現役時代との心境の変化も語った。

 指揮官は昨年、報知新聞社制定「第20回ゴールデンスピリット賞」を受賞。プロ野球人の社会貢献活動を表彰する同賞において、アマ時代の1997年から活動を開始し、20年以上にわたる継続性と多岐性も評価された。

 「もうプロに入って20何年になる。そのうち(プロに)出てくる子が1人、2人出てくるのかなと思う。できる限り直接触れ合っていけたらと思います」と井口監督。今後も球界発展のために全力を注ぐつもりだ。

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