【オリックス】室伏氏、吉田正に「3冠王&東京五輪」指令

スポーツ報知

 オリックスの吉田正尚外野手(25)が21日、東京・文京区の東京医科歯科大で、アテネ五輪陸上男子ハンマー投げ金メダリストで、同大学のスポーツサイエンスセンター長の室伏広治氏(44)から、「3冠王&東京五輪」指令を受けた。

 室伏氏の指導は3年連続で、今オフ3度目。吉田正が腰の手術明けだった昨年からトレーニング内容を強化し、胸椎周りの筋肉の柔軟性を鍛えた。「腰の負担を少なくして飛距離を伸ばせる可能性がある。(腰は)問題ない状況。安心して出場できる」と太鼓判。その上で「タイトルは全部取ってほしい」と、高い目標を設定した。さらに、2020年の東京五輪に向け、「僕も地元で五輪があったら良かったなあと思う。そこに加わって頑張ってもらいたい」と、期待を寄せた。

 昨季の吉田正は、室伏塾の効果もあり、目標の全試合出場を初めて達成した。「また(フル出場を)継続して、全ての面でタイトル争いをしたい。(東京五輪に)選ばれるような成績を残してアピールしたい」。今季も室伏氏の“指令”を遂行して、侍ジャパン入りへ名乗りを上げる。(牟禮 聡志)

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