【広島】野村、田中兄弟に続いてソックリの実弟と自主トレ

スポーツ報知
広島・野村祐輔(左)と弟の航平さん

 広島・野村祐輔投手(29)が22日、故郷の岡山・倉敷市で自主トレを公開。チームのことを「家族」と表現するナインは多いが、昨季の開幕投手は「リアル家族」とともにハードな練習に励んだ。

 駆り出されたのは実弟の航平さん(24)だ。北九州市在住ながら、昨年末から実家にこもってトレーニングを積んでいる兄に週末ごとに呼び出され、練習パートナーを務めている。大きな目がそっくりな航平さんは、「きょうは(自主トレを)公開するから来い、と言われて会社を休んで来ました」と苦笑いした。

 広陵高の4学年後輩でもあり、東海大時代は巨人・田中俊、中日・渡辺らとチームメートだった。「実家では野球の話はせず、たわいもない話しかしないです。仲いいですよ。あの人(祐輔)は怒らないので」と航平さん。兄とキャッチボールするのは兄が中学3年生だった2004年以来15年ぶり。強烈な球威にキャッチャーミット越しの指を痛めて顔をしかめるシーンもあり「ケタが違いますね」と兄を持ち上げた。

 チームメートの田中広輔内野手(29)も、前述の実弟、巨人・俊太内野手(25)らと沖縄・恩納村で合同自主トレに励んでいたが、野村兄弟も親密。さらに実家での食事も家族のサポートを受けており、祐輔は「栄養士の方にメニューを作っていただいて、それを母が作ってくれる。普段は広島で独り暮らしなのでありがたい」と感謝した。家族への恩返しは、けがなく1年間、先発ローテーションを守り、“家族”を4連覇に導くことだ。

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