【広島】野村、倉敷愛で3年ぶり2ケタ勝利誓う…故郷復興に一役

スポーツ報知
ダンベルを使ってトレーニングする野村

 広島・野村祐輔投手(29)が22日、昨夏の西日本豪雨で甚大な被害を受けた地元の復興を助けると誓った。故郷の岡山・倉敷市で自主トレを公開。昨年末から実家住まいでハードな練習を積んでおり、昨年7月の豪雨被害で河川の堤防が決壊し、50人を超す犠牲者を出した同市真備町にも足を運んで惨状を目の当たりにした。「僕も倉敷市出身。何か力になることができれば」と、復興につながる社会貢献を検討していると明かした。

 昨季は初めて開幕投手を務めたが、背中の故障もあり7勝(6敗)に終わった。この日は実弟で会社員の航平さん(24)らをパートナーに、下半身をいじめぬくメニューを敢行。「足で生まれたパワーを指先に伝えないといけない。意識せずに(上半身と下半身の)タイミングが合っていけば」。すでに2年連続の開幕投手を目指すと公言。倉敷愛をパワーに変えて、最多勝(16勝)に輝いた16年以来の3年ぶり2ケタ勝利を目指す。(田中 昌宏)

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