【広島】根尾&藤原に続き小園にも聞いた 2000年度生まれは○○世代?

スポーツ報知
ドラフト1位の先輩・中村奨(右)と並んでダッシュする小園

 広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園高=が24日、“師匠”のリタイアを憂慮した。中日の同1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=が右ふくらはぎの肉離れを起こし、キャンプの2軍スタートが決定。広島・廿日市市の大野練習場で自主トレに励んだ鯉のドラ1は「きのう『大丈夫?』って連絡したら『大丈夫』って返ってきたんですけど…」と心配そうな表情を浮かべた。

 これでキャンプインを1軍で迎えることが決定している高校生ルーキーは、12球団を見渡しても小園のみとなった。ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=は、2月1日の紅白戦の結果次第で1、2軍の振り分けが決まる。この日、キャンプ期間中初のNPB球団との対外試合として、同19日に広島―ロッテの練習試合(コザしんきん)が行われることが正式決定したことで、その藤原と直接対決する可能性も出てきた。

 中学時代に大阪・枚方ボーイズのチームメートだった「一番のライバル」との激突。小園は「楽しみですね。そう簡単ではないですが、僕も沖縄(2次キャンプ)に行くことを目標にしている。上の舞台で試合をしたいので(藤原にも)1軍にいてほしいですね」と、キャンプ終盤のサバイバルを誓った。

 そんな小園は「ナニ世代」なのか。藤原はスポーツ報知の7日付紙面で、1980年度生まれの「松坂世代」や、88年度生まれの「ハンカチ世代/マー君世代」にならい、自身を含む2000年度生まれの世代を「フジネオ(藤原と根尾)世代」と命名。根尾は昨夏の甲子園大会を念頭に「第100回世代」と名づけた。だが小園は「根尾世代じゃないですか。僕は根尾世代だと思う」と断言した。

 昨夏のU―18アジア選手権(宮崎)で初めて侍ジャパンのチームメートになった根尾を見て感銘を受けた。「あいさつ、行動。生活面で何ごともできる。本もたくさん読む。同期だけど見習うことがある。僕たちとは違うと思いました」と、世代の盟主・根尾を師匠と仰いでいる風情。それだけに根尾の早期回復を心から願っている様子だった。

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