【広島】ローレンス“謎の棍棒”で肩の消耗阻止「日本人にも紹介したい」

スポーツ報知
インディアン・クラブを手にする広島・ローレンス(右)とレグナルト

 広島の新外国人、ケーシー・ローレンス投手(31)=マリナーズ=が“謎の棍(こん)棒”の宣教師になる。26日、同じく新外国人のカイル・レグナルト投手(30)=メッツ3Aラスベガス=とともにマツダ室内で練習。キャッチボールを始める直前、重さ3ポンド(約1・36キロ)のプラスチックの棒を振り回し始めた。

 ローレンスのニックネームの「ツイッグ」(小枝)というよりは「大枝」に近い。小さな黒いバットや、ジャグリングの道具のような形状で、インディアン・クラブ(インド人の棍棒)やクラベルと呼ばれるエクササイズ用品だ。「(17年途中まで在籍した)ブルージェイズで教えてもらったんだ。肩を緩ませることができて、キャッチボールの球数を減らせる。これのおかげで僕は試合前、他人より少ない25~30球の投球練習だけで肩を作ることができるんだ」。肩の消耗を極力抑えることができると力説した。

 新たなチームメートにも勧めるつもりだ。「僕だってブルージェイズに行くまで知らなかった。誰か興味があれば紹介したい。使い始めたら好きになるかもね」。日本人投手には「なげる~ん」という商品名の棒状の練習器具を振る選手が多いが、広島にローレンスが持ち込んだ棍棒のブームが来るか。

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