【西武】雄星と自主トレ 高橋光成が肉体改造で開幕ローテ勝ち取る

スポーツ報知
辻監督らが視察する中でブルペン投球を行った高橋光成

 西武・高橋光成投手(21)が27日、西武第二で自主トレを行い、開幕ローテ入りに意欲を見せた。

 今オフは、ポスティングシステムでマリナーズへ移籍した菊池雄星投手(27)と石垣島で自主トレ。「シーズン中は雄星さんはいらっしゃらないし、マウンドも一人。誰かに頼らないで、できるようにという意味で喝を入れてもらいました。少ない時間で少しでも多くのことを吸収しようと思っていました」と充実感を漂わせた。

 昨季は右肩のケガなどで出遅れ、1軍では3試合に先発し、2勝1敗、防御率4・50にとどまった。「ケガをしないように」とウェートトレーニングを増やし、肉体改造。体重は7キロアップの105キロまで増量した。「身長の分、手足が長く、筋力で補わないとブレてしまう。脂肪をいかに減らして、質のいいものにできるかが大事」とウェートに重点をおいた。

 今季から背番号が「17」から「13」に変更。西口投手コーチ以来の“半永久欠番”に「偉大な方がつけていた背番号。恥をかかないように頑張りたい。開幕ローテを狙ってオープン戦でもアピールできるように投げていきたい」と5年目を迎え、新たな決意を示した。

 この日の自主トレでは、辻監督や小野投手コーチらが視察する中でブルペン投球を行った。捕手を座らせて35球。キャンプは高知・春野のB班スタートになるが、小野投手コーチは「ここ2、3年で成長した。我々(A班)が、高知に行く時に投げられるようになっていれば、こっち(A班)で投げることもあり得る。チャンスを勝ち取ってほしいね」とキャンプ中のA班昇格も示唆しつつ、背番号「13」に期待を込めた。

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