【楽天】ドラ1辰己がレギュラー奪取へ宣戦布告「1年目から試合に出ないと意味がない」

スポーツ報知
キャッチボールをする辰己(カメラ・安藤 宏太)

 楽天は28日、仙台市内の森林どり泉で行ってきた新人合同自主トレを打ち上げた。目立った大きな故障者も出ず、育成を含めた10人のルーキーが、2月1日から1、2軍とも沖縄・久米島で行われる春季キャンプへ弾みをつけた。

 4球団の競合の末、楽天に入ったドラフト1位・辰己涼介外野手(22)=立命大=も充実感たっぷりだった。数日間、大学の行事で抜けることはあったが、体重も3、4キロ増えて体も一回り大きくなり「本当に、プロの世界に入って来て色んなトレーナーの方だったりトレーニングコーチの方だったり色んな知識をこの期間の間に基礎体力、筋力トレーニングの面だったり色々教わったので、楽しかったです」とうなずいた。

 立命大では1年春からレギュラーをつかみ、2年からは大学日本代表にも入った。関西大学野球では歴代2位の122安打をマーク。走攻守全分野で高い評価を受けた即戦力は「環境が整っている分、言い訳のきかない環境にあると思うので、自分に厳しくなれたところが成長出来た部分かなと思います」と手応えを口にした。

 キャンプは1軍スタート。昨季レギュラーだった島内、田中に加え、新外国人のブラッシュ、成長著しいオコエ、卓丸らとの競争が待つが「1年目から試合に出ないと意味がないと思っている」と強い決意だ。さらにはすでに「1度も1軍を離れることなく1軍に帯同して、ケガなくスタメンで全試合出られるようにして、さらに新人王。プロ野球で入って1回しか取れないタイトルなので。他のタイトルも狙えるところまでしっかりやっていきたいなと思います」と高い目標を掲げている。

 これまでは生まれてから兵庫、京都と関西で育ってきた辰己。自らの性格を「性格的にちょっとふざけがち」と分析する。「楽しむところとおちゃらけるところの境目がまだついていないので、怒られるかなと思いますけど、人間性も含めて成長していかないといけない」。厳しい環境に身を置く覚悟は出来ている。

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