【阪神】新外国人・マルテが来日 ドリスが太鼓判「ヤクルトの山田」

スポーツ報知
関西空港でポーズする阪神のマルテ(右)とドリス(カメラ・義村 治子)

 阪神の新外国人、ジェフリー・マルテ内野手(27)=エンゼルス=が28日、関西空港着の航空機でドミニカ共和国から来日した。4年目を迎えるラファエル・ドリス投手(31)も同便で来日。メジャー通算30発の大砲候補マルテとは米マイナー時代の同僚で、「ヤクルトの山田のようにそこまで体は大きくないが、パワーがある」と、日本での成功に太鼓判を押した。

 ヤクルト・山田哲は昨季、日本球界初となる3度目のトリプルスリーを達成。体重76キロの細身にもかかわらず圧倒的なスイングスピードで、最近5年間で163本塁打の長打力を誇る。マルテは23キロも重い99キロだが、本家ばりの小顔。引き締まった肉体を見た剛腕は「パワーがあるのが彼一番のいいところ」と絶大な信頼を寄せた。

 一塁で起用 この日、矢野監督はマルテの一塁起用を明言。4番に固定できれば、リーグ最小の85本塁打に終わった昨季から大幅な得点増も見込める。29日に入団会見を控えるマルテは「日本に着いてとても興奮しています。早くチームメートに会えるのを楽しみにしています」とコメントするのみだったが、機上では、ドリスに日本の野球、文化などの質問を積極的に重ねたという。助っ人版“虎の山田”が矢野阪神の攻撃の核になる。(中村 晃大)

 ◆スリム化成功 〇…ドリスはスリム化に成功した。オーバーウェートだった昨オフの反省を生かし、今オフは食事制限などで約3キロ減量して来日。「体重を落とした方が自分としても動きが軽快になる」と自信をのぞかせた。昨季は32セーブを挙げ、通算100セーブまで残り23。今季は藤川と抑えの座を争うことになるが「ポジションは年々変わる。自分の与えられたところでベストを尽くすだけ」と勝利優先の考えを示した。

野球

×