【広島】フランスア「先発やりたい」昨季終盤セットアッパーで活躍も

スポーツ報知
来日後初めて自主トレに励んだ広島・フランスア

 ヘロニモ・フランスア投手(25)が29日、先発への再転向を熱望した。マツダスタジアムでウェートトレやキャッチボールなどで調整後、取材に応じ「本当のことを言うとスターターをやりたい。でもコーチの指示次第。それに従いたい」と、可能であれば昨季終盤のようなセットアッパーではなく、NPB初登板だった昨年5月26日の中日戦(マツダ)のように、まっさらなマウンドに立つことを希望した。

 昨年5月に支配下契約を勝ち取った当初から「エースになりたい」と先発への希望を語っていたドミニカン。ただし先発では結果が出なかったことに加え、貴重な救援左腕として8月はプロ野球タイ記録の月間18試合登板で防御率0・51と大車輪の活躍を見せた。ただし佐々岡投手コーチは「一岡と中崎以外は先発の可能性もある」と公言しており、フランスアも例外ではない。

 チームオーダーを最優先するというカープアカデミー育ちの“生え抜き”左腕。「去年の今頃は(支配下に上がれるだろうかなどと)野球以外のことを考えることも多かったが、今年は野球だけに集中できている。ドミニカ共和国では救援投手として調整していた。2度、ブルペンで投球練習もしたんだ。準備はできているよ」。今後も救援として調整を続ける可能性は高いが、先発の夢も追い求めていく。

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