【阪神】31年ぶり「4番サード、背番号31」復活へ 新外国人マルテが意欲

スポーツ報知
入団会見で背番号31のユニホームを着てポーズをとる新外国人のマルテ(カメラ・豊田 秀一)

 阪神のジェフリー・マルテ内野手(27)=エンゼルス=が29日、31年ぶりの「4番・サード・背番号31」の復活を予告した。新4番候補は兵庫・西宮市の球団事務所で入団会見し、背番号「31」のユニホーム姿を初披露。「三塁手として育ってきた。(三塁手のグラブも)持ってきました」と、一塁との併用もOKとアピール。掛布雅之・現オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(63)以来となる、背番号「31」の「4番・三塁」が浮上した。

 三塁は大山ら候補が多く、矢野監督はマルテを一塁で起用する方針。新助っ人も「言われた所で」と状況を理解している。ただ、三塁はメジャーでも49試合出場経験があり、有事の際は頼もしい限り。何より「31」がホットコーナーを守れば、虎党が盛り上がるのは間違いない。打順には「何も思わない」と無関心だが、メジャー30発男が期待通り働けば、4番に座るのは確実だ。

 エンゼルスに所属していた昨季は、大谷と同僚だった。日本行きに「成功を祈っている」とエールを受けたうえに「ファンがいっぱいいて熱狂的」と阪神情報までもらったという。また、14年にアスレチックス傘下で巨人・中島と同僚だったことも明かし「会いたいですね」と再会を熱望した。

 掛布氏が88年に引退後、「31」の萩原が三塁を守ったが「4番・三塁」はなかった。家族の誕生日に近いという理由で「31」を選んだマルテだが、ミスタータイガースの存在は理解している。「その番号にふさわしい選手になりたいと思います」とレジェンド番号にふさわしい大暴れを誓った。(嶋田 直人)

 ◆ジェフリー・マルテ(Jefry Marte)1991年6月21日、ドミニカ共和国生まれ。27歳。2007年にメッツ入団。タイガース時代の15年にメジャー昇格。エンゼルスに移籍した16年に15本塁打。メジャー4年間で256試合に出場し、打率2割2分2厘、30本塁打、91打点。185センチ、99キロ。右投右打。年俸1億1000万円。

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