【ＤｅＮＡ】キヨシ絶不調、インフルでダウン　平成２４年キャンププレーバック

　大坂なおみが世界のトップに立ち、大相撲では玉鷲が初優勝。と思えば芸能界には「嵐」が吹き荒れる。もう何が起こっても不思議じゃない今日この頃。いよいよプロ野球のキャンプもスタートです。スポーツ報知が誇る各チームの担当記者が今季のイチ推し男を紹介。平成キャンプの名場面とともにお送りします。

　＊　＊　＊　

　まだ記憶に新しい７年前の２０１２年。ＤｅＮＡ創設１年目のキャンプは衝撃だった。絶好調男・中畑新監督が、わずか２日目にしてインフルエンザでまさかのダウン。本紙でも１面を飾った。

　その翌日３日のこと。本人はご飯のおかわりを要求し止められるほどで「全然大丈夫」と強調も、自室での隔離をきつく言い渡されていた。だが練習開始前のアップ中に、キヨシは球場に隣接する宿舎ホテルの１２階バルコニーに登場。グラウンドで円陣を組むナインに手を振ると、その後も上からチェックした。

　「上から見ていて気持ち良かった。このままずーっと見ちゃおうかな」とご機嫌なキヨシ。隔離されても主役の座は譲らなかった。

岸記者イチ推し　三浦大輔

　三浦大輔投手コーチが満を持して３年ぶりに古巣復帰した。期待されるのは「番長２世」の育成だ。「このチームにエースはいない」と、厳しい視点で投手陣の底上げに尽力する。コーチでは異例の背番号「１８」をつけるが「いつでも譲るつもり」。リーゼントにはかなわないまでも、個性あふれる後継者を求める。専任では初の指導に注目だ。