【オリックス】成瀬、恩師・西村監督に復活誓う…入団テスト「やるしかない」

スポーツ報知
記者に囲まれ意気込みを語る成瀬

 オリックスの宮崎キャンプで入団テストを受ける成瀬善久投手(33)=前ヤクルト=が31日、かつての恩師のもとで復活を誓った。チームの全体ミーティングに参加し、2010年にロッテでともに日本一を達成した西村監督と再会。「コントロールがいい時のイメージを持ってくれている。イメージに近い投球をしたい」と意気込んだ。

 昨季終了後にヤクルトを戦力外となり、西村監督から直接、電話で入団テストの誘いを受けた。1月の自主トレでは5度、ブルペンに入り、例年よりも仕上げを早めた。西村監督は「体つきを見た限り、かなり動けそう」と期待。左腕も「若い時の方がポチャッとしていたかな。最大限(の力)を見せたい」と引き締まった体に自信を示した。

 5日のシート打撃に登板した後、10日か11日の紅白戦で合否を決める予定だが、指揮官は「(5日で)OKと判断したら(紅白戦は)投げさせない」と一発合格も示唆した。「自信があるというか、やるしかない」と成瀬。通算96勝左腕が野球人生をかけて輝きを取り戻す。(牟禮 聡志)

 ◆成瀬 善久(なるせ・よしひさ)1985年10月13日、栃木県生まれ。33歳。横浜高3年春にセンバツ準優勝。03年ドラフト6巡目でロッテに入団。07年に16勝1敗、防御率1・81で最優秀防御率、最優秀投手。14年オフにヤクルトへFA移籍。昨年は1軍登板がなく、オフに自由契約。プロ通算15年で登板249試合96勝77敗、防御率3・38。180センチ、87キロ。左投左打。既婚。

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