【ロッテ】藤原恭大、速っ!紅白戦飛球で一塁から一気に三塁

スポーツ報知
紅白戦で力走する藤原

◆紅白戦 白組4x―3紅組=特別ルール=(1日・石垣)

 中日・根尾昂(あきら)内野手(18)、ロッテ・藤原恭大(きょうた)外野手(18)=ともに大阪桐蔭高=、日本ハム・吉田輝星投手(18)=金足農=の高卒ドラフト1位トリオが1日、各キャンプ地でプロとしての第一歩を踏み出した。スポーツ報知では“BIG3”の動向を徹底マーク。“秘話”も交え、随時紹介していく。

 藤原が12球団高卒新人最速の実戦デビューで、快足を首脳陣にアピールした。8回2死から代打で初打席を迎えると「球はよく見えていた」と岩下から四球を選んで出塁。ここから“見せ場”がきた。

 続く安田の5球目に猛然とスタートした。二塁手前で「アウトカウントを(1死と)間違えてしまった」と少しスピードが緩んだが、ギアを入れ直し再加速。安田の打球は左飛となったが、驚異の快足であっという間に三塁ベースに到達。1100人が集まった観客席からは、どよめきが起こった。

 三塁コーチャーを務めた大塚外野守備走塁コーチは「足は速いよ。持ってるものは素晴らしい。言うことをやれば30盗塁くらい走れるよ」と絶賛。この日、計測した一、二塁間走のタイムは育成の和田に次いでチーム2位の3・26。大阪桐蔭高の陸上部顧問が「ウチの陸上部の一番速い選手より速い」とホレボレした非凡な素質を十分に示した。井口資仁監督(44)は、9日のラミゴ戦(石垣)に「先発でいけたらいいなと思っている」とスタメン起用する方針だ。

 初日を終えたルーキーは「楽しかったですけど、疲れました」。心地良い疲労感に包まれてグラウンドを後にした。(長井 毅)

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