【広島】長野久義の“赤い背番号5”に女性ファン「キャ~ッ」

スポーツ報知
打撃練習の合間に笑顔を見せる長野(カメラ・義村 治子)

 赤チョーさんがリアル・チョーさんの系譜をたどった―。広島が1日、宮崎・日南市でキャンプイン。巨人から移籍した長野久義外野手(34)は、守備練習まで防寒ウェアを着ていたが、ランチ特打を前にバサッと脱ぎ捨てた。ユニホームをあらわにし、背中に真っ赤な背番号5が表れると、数人の女性ファンから「キャ~ッ」という悲鳴が上がった。

 00年。巨人・宮崎キャンプで長嶋監督がグラウンドコートを脱ぎ、背番号3の雄姿を披露すると大歓声。当時15歳の長野少年も“チョーさん”の雄姿に酔いしれたクチだ。ミスターは12日まで隠し続けたが、長野が出し惜しんだ時間は2時間30分ほど。「(ファンの悲鳴?)ないない!」と首を振りつつ「ユニホームを着て、いつも以上に疲れました。少しでも早く(良く)見られるようにしたいですね」と、新たな戦闘服の違和感に苦笑いした。

 FA移籍した丸の人的補償で加わったベテランも、新入団選手の一人として朝の声出しが課された。「野球以外のことなら何でも答えられるので聞いてください」とジョーク。特打では逆方向を中心に84スイング。広島名物の連続ティー打撃にも挑み、3セット目は「ウ~ッ、ウ~ッ!」と悲鳴を上げた。最後は100人を超えるファンの求めに応じて即席サイン会も開いた。「毎年、キャンプイン翌日は筋肉痛になる。でも、けがをせず、練習についていけるように頑張ります」。赤チョーさんが第一歩をしるした。(田中 昌宏)

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