【楽天】浅村栄斗、居残りロングティー9割柵越え

スポーツ報知
打撃練習で汗を流す浅村

 西武からFAで移籍した楽天・浅村栄斗内野手(28)が1日、圧巻の打撃で楽天デビューを飾った。久米島キャンプ初日のこの日、全体練習終了後に居残りでロングティーを行い、約340スイングで9割近くの約300本が柵越え。平石監督らからも賛辞の声が相次いだ。

 乾いた打球音を残し、浅村の打球が面白いように100メートル先の右翼フェンスを越えていった。「右方向にいい打球を打つことを心がけていた。この時期だからこそたくさん量を振れる。体全体を使って振り込んでいこうと思ってます」。打撃の状態は6割程度というが、球団スタッフは「歴代の日本人でトップだった山崎武司さんに匹敵する飛距離」と、驚きを隠せなかった。

 指揮官も「体の使い方がいい。上半身と下半身の動きが一緒じゃないから、バットのヘッドが遅れて遠心力が使える」と、大絶賛だ。新天地での初練習を終えたFA戦士は、「自分の成績よりも、ライオンズを倒して優勝することが最大の目標」と、古巣斬りを誓った。(片岡 泰彦)

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