【広島】2年目山口、バティに死球のち制球◎「バティはゴツいんで大丈夫」

スポーツ報知
フリー打撃に登板した広島の2年目・山口

 広島の2年目右腕、山口翔投手(19)が2日、初挑戦の春季1軍キャンプで大器の片りんを見せつけた。宮崎・日南市の天福球場でフリー打撃に登板。バティスタを相手に最初は投球が定まらず、ついには背中に死球をドスン。それでも「バティはゴツいんで大丈夫かなって。ほかの選手に当ててたならビビってたんですが、逆にそこから気持ちが吹っ切れて『よし、やってやるぞ!』って、ポジティブに切り替えました」という強心臓で、以降は制球が安定した。

 直球をストライクゾーンに投げ続けたことで、バティスタの餌食になった。被弾を繰り返したことで「佐々岡さん(投手コーチ)から『一定のリズムでしか投げてない』と言われました」と打者のタイミングを外す間を作るべきという課題も浮き彫りになった。「失敗が練習に生かせられる。投げてよかった」

 熊本工時代、OBの中日・荒木2軍内野守備走塁コーチ(当時は現役)が「今、熊工にすごくいい投手がいる」と周囲に吹聴するほどの注目株だった若武者。着実に成長を続けている。

野球

×