【ロッテ】ドラ1藤原“バット問題”が浮上…マイバットなく3の0

スポーツ報知
シート打撃で3打席とも凡打に終わった藤原

 ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=に4日、「バット問題」が浮上した。石垣島キャンプ初のシート打撃に臨み、3打数無安打。「球は見えていた。甘い球を仕留められなかったのは自分の甘いところですけど、捉えられていた。しっかり振り切ればいけるかな」と手応えを得た。一方で「ちょっとピンチ」と焦りも口にした。言葉の真相は安打がなかったためではなく、マイバットが手元にないことだった。

 12月から使用していたバットは「ヘッドの重みが利かなかった」ため、自分のスイングに合わず。メーカー担当者に要望を伝えて高校の先輩、中日・平田モデルを改良したものを再発注したが、手元に来るのが「(早くても)2月末から3月の最初になる」(担当者)。キャンプ中は同4位外野手・山口=明桜高=のバットを使用してきたが、グリップエンドが太くなっている「タイ・カッブ型」のため「振りにくいんです」と嘆いた。

 この日の第2打席ではかつての侍守護神・西野と対戦し、2球で追い込まれたが粘って10球投げさせた(結果は左飛)。井口監督は「目を見張るものがある」と評価。それだけに、ルーキーの手に“相棒”がマッチすれば、鬼に金棒なのかもしれない。(長井 毅)

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