【広島】ドラ1小園「篠塚さんみたい」なプロ1号!しなる打法の秘密とは

スポーツ報知
小園海斗

 広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園高=が5日、元巨人・篠塚和典氏ばりの広角打法で“プロ1号”を放った。宮崎・日南キャンプで初めて現役投手相手のフリー打撃に挑み、九里の初球、外角低めを左翼線に運ぶと一気にギアを上げ、次の真ん中の球は左中間への“エンタイトル二塁打”。オール直球を32スイングでヒット性13本の打率4割6厘。うち1本は内角球を右中間席まで運ぶ推定飛距離120メートルのサク越えに「いい角度でいけば入ると分かりました」と胸を張った。

 ネット裏も18歳の高い技術に驚いた。中日・鈴木スコアラーは「バットをムチのようにしならせて広角に打てる。篠塚さんみたい」と、1980年代に2度の首位打者に輝いた“安打製造機”に例えた。

 体に巻きつけるようにバットを操る技術は父・考志さん(46)が原点だ。幼少期、ゴルフ好きの父に連れられて練習場に通った。「内からクラブを出してキレイに振れば飛ぶ。ゴルフ打ちでそのまま野球してるみたいな」と小園。インサイド・アウトの基本を遊びながら学んだ。「積極的に結果を気にせずスイングしていきたい」と柔和な笑顔を見せた4球団競合ドラ1。1年目から飛躍する可能性は十分だ。

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