【楽天】新戦力〈4〉ドラ4弓削隼人、打ち取り方熟知 器用な「和製ランディ」

スポーツ報知
11日からの沖縄・金武キャンプでも1軍帯同が決定した弓削

 193センチ、105キロの巨体。スリークオーターから長い腕をしならせ、最速149キロの速球を投げ込む。最速164キロの速球を武器に、米大リーグ通算303勝を挙げたランディ・ジョンソン氏をほうふつとさせることから「和製ランディ」とも呼ばれる逸材だ。

 久米島キャンプ第1クール3日目(3日)はブルペンで111球を投げ込んだ。投球を見守った伊藤1軍投手コーチは「体が大きいから威圧的な投球をするように見えるけど、器用な投球をする。打者の打ち取り方が分かっている。投球の意図がよく見える」と評価。1年目からの活躍を期待した。

 持ち球はカーブ、スライダー、カットボールとチェンジアップ。直球は意図的にシュート回転させている。左腕の球を受けた伊志嶺忠ブルペン捕手(33)は「直球は左打者はもちろん、右打者の外側に投げれば(外へ)逃げていく球になる。右相手でも通用する」と太鼓判を押した。

 研究熱心で、新球スクリューの習得にも取り組んでいる。「調子はいいです。社会人では寒い群馬での練習だったので、暖かい沖縄でかなり良い感じで投げられている」と弓削。11日からの沖縄・金武キャンプでも1軍帯同が決定。開幕1軍も決して夢ではない。

 ◆弓削 隼人(ゆげ・はやと)1994年4月6日、栃木・田沼町生まれ。24歳。吉永小で野球を始め、田沼東中では佐野シニア所属。佐野日大高では2年春からベンチ入り。日大に進学し、4年秋は2勝0敗、防御率1・93で敢闘賞受賞。卒業後はSUBARUへ。最速は149キロで持ち球はスライダー、カーブなど。193センチ、105キロ。左投左打。

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