【広島】長野久義、お忍びで西武・内海を見学「打てそうだと思いました」

スポーツ報知
休日を利用し西武キャンプを訪れた長野(手前)は、ファンに紛れて内海(奥右端)の投球練習をのぞいた(カメラ・山崎 智)

 広島の長野久義外野手(34)が8日、西武の宮崎・南郷キャンプで内海哲也投手(36)を異例のサプライズ訪問した。ともに巨人からFAの人的補償で移籍。日南キャンプ休日だったチョーさんはブルペンを見て「打てそうだと思いました」とニヤリ。後輩にいじられた内海も「ジャイアンツのときから、ちゃちゃ入れる。燃えました」と笑みがこぼれた。長野は日南市内でJ2横浜Cのキャンプも電撃視察。FW三浦知良(51)に「情熱が続く限り現役を続けろ」とエールを送られた。

 西武ファンに紛れ、窓越しにブルペンをのぞき込んだ。休日で同じ日南市内とはいえ、長野が他球団のキャンプを異例の電撃訪問。黒のパーカ、ニット帽の見慣れた顔に、内海も目を丸くして手を振り返した。

 長野「めっちゃ、似合いますね。(背番号)『27』は見慣れないですけど」

 内海「うれしい~。接しやすい。サプライズです。びっくりしました」

 長野は3日の西武投手会にも飛び入り参加。この日は昨季まで巨人で同僚だった左腕の投球を見て「打てそうだなと思いました」。内海は「言うと思った。リーグ違うし。まぁ、いっか」と笑い飛ばした。

 球団の計らいで捕手後方のネット裏に案内されると、長野節がさく裂。際どいストライク判定に「ボールじゃない?」「高い、高い、高いって」といじり倒した。

 内海「ジャイアンツのときから。投球を見ると後ろでちゃちゃ入れる。いつも通りだと思いました」

 長野「あまり邪魔するのもどうかと思ったけど」

 内海「もっと激しくしてほしかった」

 長野「高木勇が投げているんで、やりましょうか」

 内海「喜ぶよ」

 懐かしい空気に左腕の心が躍った。「燃えましたね」。ショートバウンドがそれて長野の目の前に行き、帽子を取って会釈。「ちょっと引っかかりました。意識はちょっとだけ」。103球の熱投に「体も疲れてきているので予定より少なくしたけど、順調だと思います」とうなずいた。

内海さんも来て 食事の約束は近日中に果たすという。

 内海「逆に見に行かなあかんな」

 長野「明日(9日)休みですよね」

 内海「ゴルフや。俺が見に行ったらあかんやろ」

 長野「え~来てくださいよ」

 内海「ファンとして見に行くよ(笑い)」

 突撃視察の長野は「球団の配慮で内海さんに会うことができました」と西武に感謝。「こんな2人で囲み取材とかないですよね。めっちゃレアですよ」と笑みが絶えなかった。

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