【ロッテ】平沢、安田の「平安コンビ」で3発

スポーツ報知
2回1死一、二塁、右中間に3ランを放った安田(左)はナインとハイタッチ

◆交流試合 ロッテ22―0ラミゴ=特別ルール=(9日・石垣)

 競争幕開けの号砲を鳴らしたのはロッテの「平安コンビ」だった。三塁を狙う安田は今季初の対外試合で2本塁打。「対外試合の最初で本塁打を打ててホッとしている」とほおを緩めた。まずは8―0の2回1死一、二塁。真ん中高めの直球をたたくと、打球は中堅右のフェンス最上部を直撃し、勢いそのまま芝生席に落ちる3ラン。さらに20―0の8回2死から内角直球を仕留める右越えソロでトドメを刺した。

 前日8日には自身がMVPを獲得したU―23W杯で指揮を執った侍ジャパン・稲葉監督から「もっと打球を飛ばせるんじゃないか」とゲキを飛ばされたが、“一発回答”で改めて長距離砲としての素質を示した。

 右膝の故障で出遅れた藤岡と遊撃を争う平沢も初回の一振り目で中越えに2ランを放った。「何事も一発目が大事。ファーストスイングで捉えられたのはよかった」。ウェートと食トレで昨季から体重は5キロ増の80キロに。進化を体現したアーチだった。

 安田が「大地さん、レアード選手も試合に出ていない。今のうちにアピールしたい」と言えば、平沢も「若い選手がもっとアピールしてチームを活気づけられるように」と同調した。2人のドラ1が強烈なインパクトを残した。(長井 毅)

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