【日本ハム】ドラ1吉田輝星、初打撃投手で同期狩る

スポーツ報知
ブルペンでツーシームを投げる吉田輝

 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農=が10日、“同期狩り”を誓った。11日はプロ入り後、初めて打撃投手に入る予定。相手はドラフト2位・野村佑希内野手(18)=花咲徳栄=が内定し「(野村と)やりたいなって話はしていたので。心折れればいい」とにやり。2年夏に全国制覇を成し遂げた同世代屈指の強打者の心をへし折ることを誓った。

 日に日に状態を上げる。沖縄・国頭(くにがみ)村での2軍春季キャンプで4度目のブルペン入り。ツーシーム、カットボールを解禁し、32球を投じた。「今日が一番よかった。(直球は)140キロ中盤くらい。あと少し強さとキレが出れば完璧に近い」と手ごたえを得た。担当の白井康勝スカウトは「えぐい球投げていた」と感嘆。右腕も「足を上げてから付くまでスムーズに体重移動ができている」と好感触だ。

 野村とは夏の甲子園では対戦はなく、初対戦になる。「同期だし打者が立つのは初めてなので、とりあえず思い切り投げて、いい打球を打たせないようにしたい」。9日のオフは先輩たちにパンケーキをごちそうになり、力を蓄えた。「直球なら思ったより高めに来て、空振りとかフライで打ち取れれば」と初のマウンドを心待ちにした。(秦 雄太郎)

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